2019年から2020年にかけて日本はどう変わっていくのでしょうか。日米の首脳同士は仲良く見えますが、貿易問題で交渉の行方次第で日本経済に大きく影響するでしょう。そして近隣国との諸問題(中国と米国との貿易摩擦問題。北朝鮮は一時の弾道ミサイルの発射とか核実験は止めていますが、いつ発射するかわかりません。そして韓国は日本との国際条約を無視して無理難題を言ってきます。)を抱え、新たにアメリカ・イランの対立によって中東情勢が不安定になり、日本の生命線である原油の輸送ルートが危ない状況になっています。一度事が起これば中東からの原油は止まり70年代の石油ショックの再来となり日本経済に多大な悪影響を及ぼします。国内においても今年10月に予定されている消費税10%に増税することで、ダブルパンチ・トリプルパンチになるかもしれません。新しい令和を迎え希望に満ちた時代にしたいと思うのですが、どうなることでしょうか。
弊社も時代の変化についていかなければなりません。労働者人口が少なくなる中で、建設業界も人手不足に悩まされています。外国人労働者を採用したり、溶接ロボットの導入、最新の機械を使うことによって作業時間の短縮や人員の省力化を推進しています。これによって製品品質の信頼度が上がり、作業員の負担も減り、他の部署に作業員を振り分けることが可能になり、コストダウンにも繋がります。これらを続けることによって取引先や受注物件の幅が広がるようになるでしょう。
また、安全や環境にも配慮して、5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)運動を徹底させ、工場内の作業効率を考え、事故のない工場になるよう心がけています。更に、環境省が定めた環境経営システムのエコアクション21の認定を受け、環境にやさしい持続可能な循環型社会を目指すように努力しています。
創業以来の社訓である ”信頼される企業を目指して・・・” という精神を忘れずに、良いところは継承し、改善できるところは改善しつつ新時代に向けて技術の伝承を含め世代交代を考えながら、今後も皆様に信頼され愛されるよう業務に取り組んで参りたいと思います。また、今までの弊社があるのも、鳶職人・運送会社・納入業者など外注業者様の御協力のお陰であると心より感謝申し上げますと共にこれからもご指導・ご支援をお願い申し上げます。従業員一同が一丸となって頑張っていきます。よろしくお願いします。
令和 元年 7月吉日
株式会社柏原鐵工所 代表取締役社長 柏原正明